国道119号(日光街道)で木が折れた並木杉=30日午後8時35分、日光市水無

 県内は30日、冬型の気圧配置と寒気の影響により、各地で強風が吹いた。倒木や電車の遅れなどの被害が出たほか、宇都宮市内で発生した枯れ草火災は風にあおられて広範囲に及んだ。

 気象庁によると午後7時現在、最大瞬間風速は黒磯で24.5メートル、鹿沼で18.8メートルを観測。いずれも12月の観測史上最大となった。

 今市署などによると、日光市内では2カ所で倒木が発生した。うち同市水無の国道119号(日光街道)では直径約70センチ、高さ約10メートルの並木杉が倒木。東京電力パワーグリッドによると、木が配電設備に接触し、午後6時5分ごろから同市内の約460軒で停電。約3時間15分後に復旧した。

 宇都宮市消防局や宇都宮中央署によると、同市でカーポートの屋根が飛ばされたほか、民家の塀が倒れかけた。

 同日午後5時40分ごろ、同市白沢町の鬼怒川右岸で下草が燃えていると、付近の施設職員が119番した。同消防局によると、消防車12台が出動し、約3時間後に鎮火した。

 一方、JR東日本によると、宇都宮線は同日午後5時25分ごろ、強風の影響により矢板-野崎駅間の上下線で一時運転を見合わせた。上下4本が区間運休し、上下2本が最大70分遅れて約600人に影響した。また午後9時25分ごろにも架線の支障物が発生し、同10時現在、宇都宮-黒磯駅間で運転を見合わせている。

 県内は31日も冬型の気圧配置が続く見通しで、気象庁は注意を呼び掛けている。