確かな技術で社会に貢献

 

 1980年に父の永(えい)司(じ)氏が宇都宮市海道町で創業し、2017年に現在の同市野沢町に本社を移した。測量、土木建設コンサルタント、補償コンサルタント、開発許認可申請など幅広い業務を手掛け、国土交通省、県、県内市町などの公共工事に多数の実績を持つ。壁に並ぶ関東地方整備局の局長表彰や事務所長表彰、環境省などからの表彰状が確かな技術力を物語っている。近年では毎年、補償コンサルタント業務で表彰を受けている。

 38歳の若さでトップに就任。当初はとにかく会社を存続させなければと必死だったという。現在の「災害関連業務に強い日昌」の評価につながっているのは、東日本大震災がきっかけだという。この時、技術者不足を痛感し、改善したことで、昨年の大水害の復旧業務にも生かすことができたという。「今後も河川や山間地の防災(砂防)に積極的に取り組み、社会貢献に努めたい」と力を込める。

 同社ではドローンやレーザーを使った機器など最新技術を導入して業務効率化に力を入れている。これを働き方改革にも生かす。併せて若手技術者の積極的採用や育成を進め、技術者不足や高齢化に対応したいとする。「雇用は大切です。若手から経験豊かなベテランまで幅広い人材がいる会社を目指しています」。18年度には離職率の低さ、残業時間の低減、有給休暇の取得などの指標で厚生労働省が認定する「ユースエール認定」を受けた。

 これまで足利銀行の「子供の未来応援債」を活用した学校への備品寄贈や、子ども食堂への寄付など社会貢献活動に力を入れてきた。社内でのSDGs(持続可能な開発目標)目標達成への取り組みも進める。

 社訓に「常に磨け 自己と技術」とある。「公共工事に関わる私たちの事業は社会貢献に直結しています」。一緒に社会の役に立つ仕事に携わろう、と若い人たちに呼び掛ける。