「食」と「人」をつなぐ使命

 

 1975年の創業から「お客様第一主義」をモットーに、主力業務である業務用食材卸業で飲食店や病院、事業所などの施設給食に安全・安心な食材を送り届けている。グループ全体の売上200億円は業界トップクラスだ。「『食』という大切なシーンに関わる仕事がここにあります。お客様の健康や命に関わるこの仕事に、社員全員が誇りを持てる会社にしていきます」

 2019年には自社開発商品などを扱うグループ会社「ATACO(アタコ)本社」と外食マーケットへアプローチする「ニッカネ外食部」を立ち上げ、首都圏から関東・信越、東北は仙台まで15カ所の営業拠点を整えてきた。独自のロジスティクス「一括物流システム」の利便性を推し進め、「食」と「人」の間を結びつけるのが特徴だ。

 34歳の若さで社長に就任して今年で9年目。取り扱う商品は増え続け、現在は乾物、調味料、冷凍食品や精肉、鮮魚、野菜、青果物、豆腐類、酒類、乳製品、パンなど約1万品に及ぶ。近年は頻発する自然災害に備える非常食の需要が伸びたという。そうした災害や昨今のコロナ禍を踏まえ、「『どんなことがあっても食材を安定的に供給し続ける』という使命を改めて実感しました」と熱く語る。

 パートを含む社員は、現在約450人。18年度に県から「キラリと光るとちぎの企業」として表彰され、経済産業省からは健康経営優良法人の認定を受けた。「社員の成長があったからこそ今のニッカネがある。コロナ禍でも一致団結して乗り切ってくれた社員たちに大変感謝しています。これからも培われた経験やノウハウを新たな人材へ伝え、そこから生まれる新しい力やアイデアを未来の推進力にしていきます」と力を込める。「人間が生活する上で欠かせない『食』には大きな可能性があると考えています。社員が一丸となって会社の次の50年を考え、豊かな暮らしの実現を目指します」