医学の時流、見極め対応

 

 最先端の診断装置と医療装置を備え、高度な医療を提供する。2018年には放射線治療センターを開設し、「今年は放射線治療と免疫治療を一緒に行うImmuno-Radiotherapy(免疫放射線治療)を広げていきたいと考えています」と展望する。

 放射線治療を行った際、照射された部分の腫瘍だけでなく、別の場所に存在する腫瘍にも効果を発揮することを「アブスコパル効果」というが、放射線治療に免疫療法を同時併用することで、このアブスコパル効果が高率で発現することが分かった。

 「“転移があるから化学療法しかない”時代から、“転移があるので免疫放射線治療を選択する”時代がきています」と説明する。今後はサイバーナイフとトモセラピーという2台を活用しながら、放射線治療の効果を最大化する、この新たな併用療法に、積極的に取り組んでいく構えだ。

 認知症の世界で有名な「ガット・ブレイン・コネクション」という学説では、「腸は第二の脳」といわれるなど、腸内環境と脳の関係性について重要視されており、最近では腸と精神疾患や認知症との関係も明らかになってきた。脳の健康や生涯学習の重要性、また新型コロナウイルスにより注目された免疫の観点から、予防医学にも関心が寄せられている。

 会員制のメディカルクラブ「セントラルメディカルクラブ」は、顧問弁護士と同じように、顧問医として精度の高い健診と日常的なヘルスケアを提供。18年目を迎え、会員も順調に増加しているという。

 「予防を目的とした免疫治療を実施するなど、健康長寿であり続けていただくためのお手伝いができればと願っています。ゆくゆくは、健康管理に努めてきた人に与えられる『健康ゴールド免許』の取得につながればいいですね」と期待を込めた。