健康と喜びもたらす事業

 

 一昨年春より建て替え工事を進めてきた複合商業施設「日光ランドマーク」(日光市今市)が、いよいよ4月にオープンを迎える。話題となっているのは、屋上に設置される直径約25メートル、最高地点が地上から約40メートルに達する観覧車。「観覧車のてっぺんから素晴らしい日光連山の景色を楽しんでほしい」とスケルトンのゴンドラを導入し、LED照明によるイルミネーションで夜間の中心市街地ににぎわいを創出する。観覧車にはイルミネーションを点灯させるなど、わくわくするようなアイデアが次々と湧いている。商業施設の隣地には明倫会今市病院が新築移転し、商業と医療機関の集積により利便性もアップする予定だ。

 今市生まれの今市育ち。医療機関の検体検査を請け負う会社のサラリーマンを経て1995年に会社を設立して以来、自ら考え、動き、夢や理想を一つ一つ着実に叶えてきた。地域貢献への想いは深く、「20歳のころロマンスカーで今市に帰省すると、車窓から日光連山が見えた途端に外国人観光客がワーッと一斉に歓声を上げたことが忘れられない。今市には素晴らしい観光資源がある。初市や子ども相撲でにぎわった今市の中心市街地を盛り上げ、若い人たちが集まる楽しい場所にしたい」とプロジェクトを推進してきた。

 とちぎ生まれの企業による観光振興・地域活性化の取組への期待は大きい。しかし本来、同社の核となる事業は調剤薬局の経営だ。栃木、茨城、福島、東京にチェーン薬局を展開し、昨年8月には35店舗目となる「とちぎ薬局芳賀店」がオープンした。チェーン展開により得た不動産関係のノウハウが、商業ビルの経営やマンション賃貸事業のほか、レストランやエステサロン、ネイルサロンの運営など多角的な事業展開につながり、社会状況に左右されない堅実な経営を継続。働きやすい環境づくりにも尽力してきた。

 今年も人に寄り添い、健康と喜びをもたらす事業を拡大していく。