新時代を生きるバス運行

 

 鮮やかなワインレッドの観光バスが目を引く。安全性や快適性に加えて徹底した感染防止策で運行を続けている。車内の空間除菌のために弱アルカリ電解水霧化器を全車に設置したのも、その一つだ。

 「新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを独自に策定しました。これに沿って運行して、お客様に少しでも安心して旅を楽しんでもらえるよう、できるだけの努力をしていきます」

 昨年は創立20周年だったが「記念のイベントなどもできませんでした」。東京営業所も東京五輪に向けて準備を進めてきたものの予定はすべて白紙になったという。今年も「延期された開催がどう動くかでこれからの予定が違ってきます」と先行き不透明な情勢を懸念する。

 そんな中でも、昨年より新たな事業として栃木市内の循環バスとスクールバスの運行を開始した。循環バスは市内に2路線で、スクールバスは市内小学校1校の児童を送迎して走らせている。

 コロナ禍でも全車両の整備を一日も欠かさなかった。18年に栃木市と埼玉県加須市と災害時等におけるバス利用に関する協定を結んでいたからだ。

 「突然の災害でもすぐにバスを動かせるようにしておかねばなりませんからね。これからも社員全員一丸となって安全で安心、楽しい旅を提供していきます」

 観光バス会社として一般貸切団体から各種送迎バスまでを請け負い旅行業も営む。2018年に取得した貸切バス事業者安全性評価認定制度の「三ツ星」は信頼の証だ。

 栃木本社をはじめ宇都宮、東京、埼玉営業所はすべて再開された。「大型のスペシャルデラックスタイプからスタンダード、マイクロバスなどニーズに合わせた45台がラインアップしています。これからも、お客様のニーズに合ったバスをさらに導入、増車していきたいと思っています」