人が主役の住まいを提供

 

 「人が主役で建物はあくまでも脇役」と、住宅に対する基本的な考え方を披露する。こうした理念に基づいて洋館家グループは、一流メーカーの商品を規格化し、合理的な施工と施工時間の管理を行い、施工のバランスをなくすことで、高品質で高性能な住宅を実現。人々のライフステージに合わせて変化する住まいを提供してきた。

 そこへ今回の新型コロナウイルス感染症の広がりで、新たな状況の変化が生れつつあるともいう。コロナ禍による経済の停滞を前提に、価格・デザイン・性能・機能などを充実させた賃貸住宅・マイホーム、平屋住宅などを提供していくことが必要になった。その具体化ともいえるのが、これまでの家づくりの発想を大きく転換した「通販による住宅販売」だ。統一規格の資材を送り、現地で組み立てる。昨年8月、「通販住宅」として商標登録が完了した。コロナ禍によるインドアライフが重視されるようになった。ワークスペース、学習スペース、パブリックスペースの確保や、ゼロエネルギーの「ZEH仕様」による光熱費の削減、性能・機能の充実が求められている。「今年3月には、全国1700社の会員企業との連携でインドアライフのモデル住宅が全国各地に完成します。耐震等級3、『ZEH仕様』で光熱費を大きく削減しました」。「通販住宅」のシステムで販売する。

 核家族世帯が増え、必ずしも大きな家は必要でなくなった。「時間軸で考えると、子育ての時代、子どもたちが巣立った後の夫婦二人の暮らし、健康が気になる熟年層と、環境は変わっていきます。その時々の暮らしの目的に合わせて、住み替える発想も必要なのではないでしょうか」と、同社がこれまで積み上げてきた戸建て賃貸住宅提供事業の意義を語る。全国での施工実績は3千棟を超え、会員数は施工店、設計事務所、販売店、資財メーカーを含め1700社となっており、良質な規格住宅を全国に販売している。