「地域文化の創出」に注力

 

 新型コロナウイルスによりステイホームが続いたことで、家への関心が高まり、昨年のモデルハウスへの来場者が2割増えた。「全国的に住宅展示場への来場者が減少している中、来ていただけるのはありがたいこと。自分らしい暮らしをするための家造りに特化しているわが社に、時代のニーズが合ってきているのでしょう」。マイホームカフェ、シアタールーム、ラウンジ、バーなど、家の中で楽しめる家造りを提案する。家造りは家族の基盤作りであり、家族関係の“原点”と考える。「例えばホームカフェで夫が自分で楽しむだけでなく、妻にコーヒーを入れてあげる。疲れ気味の時に砂糖を多くするなど気遣いをする。そんな日常が家族の幸せにつながるのでは」

 昨年7月、本社ショールーム近くに、モデルハウスをオープンした。マイホームカフェをメインにして、自身の思い入れを詰め込んで自らが設計した。「幸せになる家を造りました」。コーヒーを1年間入れ続けた。「とても好きという訳ではないんですが、自分で体感しないとお客様に提案できないから」と笑う。モデルハウスを使った少人数のコーヒー教室や料理教室などを開きたいとの希望も。今年は新たなモデルルームを2棟開設する。

 大手のハウスメーカーから2010年に独立して会社を設立した。まだまだ会社も社員も若い。だからこそ人材の育成に力を入れる。社員ばかりでない、建築家を目指す人材も集めて育成する。そのためのライセンスシステムを作った。36項目の講座を毎朝30分学習する。1級建築士や宅地建物取引士などの資格取得の支援も。「建築を通じて学習するスタイルを作りました。今年はそれをより良いものにしていきたい」

 地域文化の創出にも力を入れ、「素敵な未来を語れる社会構築に寄与する会社」を目指す。「やりたいことだらけ」と語る姿は夢にあふれる。紹介率7割の実績を携えてお客様の喜びのために前進する。