地域一番店を目指し躍進

 

 昨年3月に鹿沼市の鹿沼店、10月に宇都宮市のゆいの杜店を改装し、既存店強化により地域一番店としての存在感を強めている。ゆいの杜地区では、2022年運用開始予定のLRT(次世代型路面電車)の開発が進んでおり、先手を打って準備を整えた形だ。

 スローガンに「顧客満足、従業員満足の実現」を掲げ、自社と関わる多様な人たちから支持を得られるよう試行錯誤を繰り返している。コロナ禍での初動では、地元製造業者の販売支援、県や宇都宮市への衛生用品寄贈といった社会貢献活動に尽力し、地域を守るライフラインとして休まず営業を続けた。「あらゆる業界が変革を余儀なくされる中、小売業も今までの常識が通用しなくなりました。特売頼りの集客から脱却し、曜日や時間帯に左右されないEDLP(エブリデイ・ロー・プライス)の強化にかじを取りました。以前からスピード感のある変化対応を重視してきましたが、今回はその企業姿勢が生きる結果となりました」

 店舗の特色として広い通路幅や低めの商品棚が挙げられる。買い物自体を楽しんでもらうため、女性や高齢者に圧迫感を感じさせないための一工夫だ。品ぞろえでも「食の流行発信一番店」を目指して積極的に新商品を導入しており、多数の若手バイヤーがいち早く次の流行にアンテナを張り巡らせている。「過去の成功体験にとらわれず、隠れている顧客ニーズから小さな改善を積み重ねることが信用につながると考えています」。現場の声をすぐに反映できるのも、地域密着の個店主義だからこその強みだ。

 社内では夏季休暇連続5日間取得の推進、年次有給休暇取得率の向上、男性従業員の育児休暇取得推進といった働く環境の整備に注力。社会基盤を支えるエッセンシャルワーカーとしての役割はこれから先も続いていく。「地域一番店を目指し、おごることなく日々躍進を続けていきます」