誇れる企業へと変化

 

 「おもしろくて一度会うと忘れられない人」と評されることが多いという。若い頃は相当なやんちゃだったそうだが、本人いわく540度転換して、今はこの伸びしろのある業界で、かじ取りをすることが生きがいになっているという。「自分自身、日々成長できるよう研鑽(けんさん)し、会社も業績を伸ばし続けています。今はコロナ禍ですが、大変な環境や状況の中にいるのはみんな同じ。そこで何をどうするか、周りのせいにはできない」と言い切る。ワンマンではなく各部署に裁量を任せ、社員同士のコミュニケーションを大事にした風通しのいい社風だ。30~40代がコア層で、安定企業と評価され20代の若手の応募が増えている。

 2019年、平出工業団地に完成した新社屋と工場は、白を基調に鮮やかなブルーのラインをあしらい、清潔感あふれる。「廃棄物収集車をきれいにして、現場での声掛けやあいさつを徹底しました。業界のイメージをもっとクリーンにしたい」

 ここでは一般廃棄物と産業廃棄物の収集から処理まで幅広い品目を一手に引き受けている。建築現場での解体作業を受け持つ部門も。これまで県内で処理できなかった蛍光灯も扱えるようになった。この新工場の稼働率をさらに引き上げることが、当面の目標だ。併せて地域貢献にも力を入れていく。以前、未使用のアルミニウム製ボトルを大量に処分して欲しいと依頼されたときには、依頼元に許可をとり、地域の子どもたちへ提供した。米の廃棄依頼を受けたときは、必要としている施設に橋渡しするなど、利害抜きで人と人とをつないできた。

 「横のつながりを生かして、地域の困りごとを解決していく。そのなかで将来を担う子どもたちに、ごみではなく資源という考えを教えていけたら」と笑顔がこぼれる。人間的に成長でき、胸を張って働ける資源再生企業、地元に必要とされ愛される魅力あふれる会社を目指して、これからも地道な努力を重ねていく。