都市と社会と人が輝く

 

 創業30周年の節目を経た昨年の元旦、半紙に筆で力強く「本日開業の心」と記し、変わらない挑戦への思いをつづった。今年掲げる言葉は「今こそ足元を固めよ」。「昨年は自社の存在価値を再認識し、外部環境の変化に強い組織を作る必要性を痛感した一年でした。弱点を見据えて強みを最大限に生かし、感動と喜びを我がものとできる組織『チームWの絆』を栃木から日本へと羽ばたかせていきます」。そう話す表情は希望に満ち溢(あふ)れている。

 公共施設をはじめ、医療・福祉・教育施設や商業施設から個人住宅まで、常時200以上のプロジェクトが進行している。新型コロナウイルス感染拡大による自粛要請等の影響を受けながらも、チームW一丸となって企画に取り組み、昨年も多くの建築・設計デザインを手掛けた。建築設計の使命は「夢を預かり未来を預かる 人生を預かり命を預かる」。その大きく深い覚悟を持って生み出された新たな企画やデザインが、都市(まち)の光となって人を集め、さらに輝きを放つ。

 「私の設計室には、これまでに設計させていただいた建物名と施主様のお名前をすべて書き出して掲出しています。そのすべてが大切な宝であり、思いのこもった玉手箱のようです。当社の強みは日本一お客さんを愛し、日本一建築を愛していること。創業の原点である『親切 素直 一所懸命 感謝の心、本気の心』を忘れず人間力を磨き、未来を預かれる人となることを目指します」

 3年後、どうあるべきか。その答えとなる明確なビジョンは、既に第35期経営方針に示されている。輝く未来へと向かう道標は「愛」と「感動」。社員に求めるのは、建主への愛情と都市社会が抱える課題への果敢なる挑戦、建築とデザインへの情熱。「建築企画・設計デザインという仕事により、都市が輝き、社会が輝き、多くの人が光輝く。視線の先には、朝日の希望の薄赤色に輝く感動の未来が広がっています」