住環境創造へ社内改革

 

 県北から「住環境やライフプランをワンストップでトータルサポートする」住環境創造企業を導いていく。「今は蝶になる前のさなぎの段階。会社の内部変化に力を注いできました。組織のヒエラルキーをなくして横につながる輪にしていきます」

 経営の理想を「中国・唐の時代に太宗(たいそう)(李(り)世民(せいみん))が国を治め安定させた平和な時代」に例え、「どうすれば長く企業を治められるかを考えるとき判断基準に『銅、人、歴史』という『三つの鏡』を置いて考えるようにしています」。

 数年前に「売上の伸び率で県内6位になった」という企業グループ。不動産管理、住宅をはじめ病院や医療施設、工場、テナントなど幅広い分野で建築、建設事業を手掛ける。昨年は「コロナ禍により、経営に携わり28年で初めて厳しい状況でした。特に建設部門について前半戦は計画の中止が相次ぎ、もうどうしようもありませんでした」と苦笑しながら「これまでの蓄えで織り込み済み」とコロナ禍の暗雲を振り払った。

 「これからも住まいや生活に関わるお客様の困り事をしっかり聞いて、お客様が何を望んでいるかを考えていきます」

 「不動産相続」「相続と生命保険勉強会」「賢い家づくり勉強会」のセミナーは参加者を少人数にして開催回数を増やした。

 昨年グループの中核にあるDI・SANWA CORPORATIONは経済産業省から「地域未来牽引企業」に認定され、地域経済の中心的な担い手であることが認められた。6月には「少しでも地元地域に貢献したい」と大田原市内にある美原公園陸上競技場のネーミングライツを取得、その愛称を「DI STADIUM」とした。「すべては健康でいられることに感謝する当たり前のことに帰結しています。お客様に喜んでもらうという考え方がスパークしました。ワクチンができれば状況は一気に変わります。圧倒的に指名される会社にします」