物流、人材、介護を軸に

 

 新たなスタートを切る年と位置付けた2020年は、新方針「十五(いちご)作戦」を展開した。イチゴにちなみ、十五年後を見据え名付けたこの方針のもと、企業体質の改善、強化を図り、「無借金経営の達成」「内部留保5億円の達成」「世界に羽ばたく人材の育成」の三つの目標を掲げた。そこに新型コロナウイルス感染拡大という事態が起きた。

 「ベースの事業に変化はないものの、季節によって変動する事業が減りました。物流、貿易が柱ですが、モノのやりとりができにくい世の中になってしまった」と話す。

 コロナ禍に直面し、十五作戦に加えて立ち上げたのが「コロナ作戦」だ。全体的な仕事量が減っていく中、「アフターコロナ」も見据え、会社としての基礎体力を養っていくのが主な目的となっている。

 「物流、人材、介護という3つの柱を太くします。教育の充実、人材の育成に力を入れることで会社を安定させます。コロナ禍をネガティブにとらえるのではなく、ポジティブに、そして腰を据えて取り組んでいきます」

 1月から介護職員初任者研修を実施することになった。この研修を受講することで、資格証が交付され、初心者でも介護職として自信をもって働くことが可能になり、介護に求められているグループワークやコミュニケーションの基礎を身に付けることが可能になる。

 「資格を取得すれば就職しやすくなり、ユーユーワールドが運営する介護施設への就職相談も受けられます。給与のアップにもつながり、有資格者としてスタートを切ることもできます」と説明する。

 2014年からのロングラン商品となっている「かけるギョーザ」も好調をキープする。「スタンダードとうま辛の2タイプを出しています。栃木から東京に単身赴任している人が取引先へのお土産として『かけるギョーザ』を贈ると喜ばれるそうです。うれしいですね」と笑った。