地域との連携さらに強化

 

 今年、学長任期の2期目がスタートする。「昨年、2021年から30年までの新たな中長期計画を策定しました。組織の運営体制や教育内容、学生支援体制など定期的な点検・評価を行いながら、新たな挑戦に踏み出したいと思います」と抱負を語る。新型コロナウイルス感染症拡大の中、多数の困難な状況が発生したが、この災厄に立ち向かったことで大学の成長を実感したとも言う。

 これまでも最重要課題として取り組んできた地域社会との連携を今年もさらに強める。経営学部経営学科では「企業長期履修制度」を活用して、高校卒業後、県内に就職した人たちが、働きながら大学で学べるシステムの導入を目指す。「リカレント教育(社会人の学び直し)を含め、県内で働く若者に魅力のある生涯学習プログラムを充実させたい」

 さらに、同学部スポーツマネジメント学科では、スポーツを通しての地域振興の提案、人間文化学部発達教育学科では小学校教諭・特別支援学校教諭の養成、同学部心理コミュニケーション学科では、国家資格である公認心理師の養成課程など、ウィズコロナの時代に求められる「心と体の健康づくり」で地域社会に貢献したいとする。市民に開かれた講座や地域に関する授業も数多く設け、今年は下野新聞社と協力して「マスコミ論」の授業も開講する。

 女子短期大学部は、幼稚園教諭と保育士の養成校として50年以上の歴史を誇る。公立保育園を目指す学生が増え、合格実績も上がってきた。就職率は17年連続で100%であるとともに、県内就職率第1位(大学コンソーシアムとちぎ加盟校中)ということも、高く評価すべき実績である。地域に開かれた子育てサロン「わいわいひろば」の経験を生かし、5年以内の学内保育施設の新設が計画されている。「建学の精神『作新民』の理念に基づき、『自学・自習』『自主・自律』を掲げ、規模が小さな大学や短大だからこそできる強みをこれからも生かしていきます」