“健康長寿県”のお手伝い

 

 創業65周年を迎え、今年を「経営改革始動の年」と位置付ける。「経営改革は、意識改革から始まります。意識を変えるだけで仕事への向き合い方が変わり、それがヤクルトレディの増加につながると考えています。全員が楽しく仕事ができ、あちらこちらで笑い声が聞こえてくる、そんな魅力ある会社を目指します」

 宇都宮市を基盤に県内15市町で乳酸菌飲料を中心とした食品、乳酸菌から作られた化粧品を宅配、百貨店、量販店などで販売。宅配ではヤクルトレディ約400人が家庭や事務所に届けている。昨年は、コロナ禍により宿泊を含む観光客の減少、また在宅勤務の普及により事務所での利用が減少し、自動販売機による清涼飲料の売り上げが落ち込んだ。一方、乳酸菌などを含む飲料は、量販店や宅配部門での伸びが続いている。「特に宅配については、インターネット注文が可能になったことや、非接触型BOXの設置が受け入れられたことが大きいのでは」

 ヤクルトの創始者である代(しろ)田(た)稔(みのる)博士は、伝染病などで多くの人が亡くなるという現実に直面し、「予防医学」の重要性を実感して、微生物研究の道に進んだという経緯がある。「自己免疫力を強化するという点を評価していただけたようで、最近では医療従事者にヤクルトを飲んでいただく機会も増えました」。加えて、ヤクルトレディによる、外出できない高齢者や、ストレスや不安を抱えた子育て世代の見守りなど、ソフト面の取り組みも好調の要因とみている。

 「不安なことや心配なことがあった時は、お気軽にヤクルトレディにお声掛けください。きっとお役に立てると思います。ヤクルトレディには、『ただヤクルトを届けるだけでなく、思いを乗せて届けてほしい』と伝えています。お客様が健康になること、そうして栃木県を丸ごと健康にして、“日本一の長寿の県”に関わることができるよう努めていきます」