人や地域と深くつながる

 

 昨年は国内たばこ市場を取り巻く環境が大きく変化した一年だった。4月に改正健康増進法が全面施行され規制が強化されたのに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり販売面では厳しい展開を余儀なくされた。一方で、加熱式たばこのカテゴリーについては、ニーズの高まり、市場の広がりが感じられたという。

 「加熱式たばこは、火を使わず燃焼による煙が発生しないため、たばこの煙のにおいがせず、灰も出ないといった特徴があります。そのため、コロナ禍で在宅勤務が多くなったこともあり、加熱式たばこの利点が少なからずお客様に伝わったように思います」

 ここ数年、たばこの価格は毎年改定されている。「たばこも安い商品ではなくなっており、喫煙者の皆さまには本当にご迷惑をおかけしています。JTとしては、それぞれの生活スタイルに合わせた、低価格商品、今まで通りの紙巻きたばこ、加熱式たばこのラインアップを充実させることで、お客様の不安・不便・不満を取り除きたいと考えています」と力を込める。

 活動の大きな柱に「分煙環境整備」「喫煙マナーの向上」がある。昨年はコロナ禍で中止となったが、それまで毎年、鹿沼市の秋祭りで「ひろう」体験を通して「すてない」気持ちを育てる「ひろえば街が好きになる運動」など県内各地でさまざまな活動を続けてきた。今年も喫煙者がしっかりとルール・マナーを守るための啓発活動を続けていくのはもちろんだが、たばこを吸わない人とのつながりや地域との連携を強化する取り組みにさらに力を入れていくという。

 「多くの方にたばこを愉(たの)しむことを許容していただけるように、地域の皆さまのご意見に耳を傾けていきたい。そのようにして、たばこを吸われる方も、吸われない方も、双方にご理解いただけるように努めていきたいと考えています」