公共施設管理に対応

 

 総合ビル管理業者として、県内外の民間、公共施設の清掃業務や保守管理業務を手掛ける。新型コロナウイルスの感染拡大に際しては消毒、換気の徹底や、3密対策に細心の注意を払った。「とりわけ医療機関や学校給食関連の施設は神経を使いました」という。

 そのような中でも新規案件として真岡市の井頭公園内のレストラン運営業務や、リニューアルした真岡市役所の建物総合管理業務などを受託した。「長年地域に根差してやってきた点も評価してもらっているのだと思う。引き続き、お客様のニーズを踏まえて、気を引き締めて取り組んでいきたい」

 近年、慢性的な課題となっているのが少子高齢化や働き方改革などに伴う人手不足だ。「高齢者の場合、『体力的に厳しい』と敬遠されるケースが目立つ。一方で若い人の場合、給与面で折り合わないこともある。人件費と収益のバランスも考えなければならない」と苦慮する。

 こうした状況の改善を図るため、力を入れているのが清掃用ロボットの導入だ。「広い建物の場合、ロボットの方が効率的な場合もある。できるところはロボット化も必要となってくるでしょう」と見通す。

 指定管理者制度など、官公庁が民間に管理業務を委託する傾向は今後ますます進むという。「これまでのノウハウを生かし、2021年も積極的な受託を目指します」と意欲を示す。

 さらに新たな事業の柱として、宇都宮大学と産学協同で開発した、野菜や花きから排出される老化ホルモンを抑制する鮮度維持機「いきいきくん」、事業用冷蔵庫「快蔵くん」の店舗などでの導入促進を図る。「環境負荷に貢献する機器など、今後も新しいアイデアを具現化していきたい」と強調する。

 新型コロナの先行きはいまだ不透明だ。「一日も早く、全ての人が安心して働ける環境になってほしいですね」