未来に向け夢をカタチに

 

 昨年3月に改正建築法が施行され、それまで1級建築士の受験要件だった「実務経験」が免許登録要件となり、同校卒業生には2級建築士のみならず、1級建築士の受験資格も付与され、卒業と同時にどちらも受験することが可能に。「つまり本校の学生であれば、大学を卒業するよりも早く1級建築士にチャレンジできるということです」

 こうした状況を踏まえ、まずは2級建築士を受けるための「建築設計研究科(2級建築士コース)」の充実を図り、併せて、1級建築士取得希望者に向けたサポート講座として「建築設計研究科(1級建築士コース)」の指導を開始する。

 1992年の開校以来、27年連続就職率100%を達成。18歳人口が減少する中、定員100人増員が決定するなど、着実に実績を積み上げてきた。「今年は、これまでに取り組んできたことを実直に実行していく、そんな一年にしたいですね」と展望する。

 一方で、文化・教養課程に「日本語学科」を置き、香港、台湾、ベトナム、モンゴル、ネパールほかから、初めて日本語を学ぶ学生を受け入れている。入学者への経済支援として、おそらく国内では例を見ない「在学中寮費無料」を掲げ、日本語教育をより受けやすい環境を提供している。日本語学科においては、海外募集促進が自由にできない状況下でありながら問い合わせが後を絶たず、「お断りしている状況」と明かす。これは、経済支援もさることながら「生徒に寄り添う、先生方のきめ細やかな対応が大きいのでは」と推測する。資格は持っていれば必ず役に立つとは限らない。「武器にするかどうかは本人次第」というのが正しい表現だろう。「しかし、資格を取得することで必ず自分の自信になるはずであり、自分の夢や目標があれば、たとえこの先、困難なことにぶつかっても絶対に前に進めます。そうした夢や希望、目標を、本校で見つけ出してほしいです」