「つながる」で魅力を発信

 

 昨年は平日午後6時台のニュース番組を改編し、「とちぎ630」を新設した。それまでの「とちぎ640」を10分拡大し、午後6時半からの30分番組になった。「とちぎがもっと好きになる」をコンセプトに、県内の最新ニュースをはじめ、スポーツや食の話題などを放送している。「おかげさまで30分番組となって好評をいただいています。引き続ききめ細かな情報を伝えていきます」と話す。

 2021年は県域放送が始まって10年目となる。「とちぎ630」のほか、月1回程度のスペシャル番組「とちスぺ」では、栃木県の旬の話題や地域の課題を掘り下げて伝えている。地域で活躍する人や独自の文化、知られざる歴史、エンタメなどを取り上げている。金曜日のお昼前、週末の外出の参考に、県内イベントの情報をまとめて伝える「ちょこトチ!」や毎月最終金曜日午後6時からのFM番組「夕暮れとちのき堂」がある。「番組やイベントを通じて地域の皆さんとつながっていければ、と思っています。そうした中で地域の安心安全を守っていきます」。「つながる」をキーワードに県域放送をさらに充実していく考えだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって生活様式が大きく変わった。NHKは放送事業者で唯一の指定公共機関である。「新型コロナウイルスにどう立ち向かっていくか考えさせられた一年でした。放送の在り方、働き方など正解が分からない中、さまざまな人の意見を聞きながら、ベストの選択をしていきたい」

 昨年8月、編成局計画管理部専任部長から着任した。アナウンサー時代は、06年の「NHK紅白歌合戦」で総合司会を務めたほか、バラエティー番組の司会も担当した。栃木県の印象については「生活するのは初めてです。自然、文化が豊かでとても魅力的です。雷にはびっくりしましたが」と笑う。「『つながる』をキーワードに魅力を発信していきたい」と抱負を語った。