仲間と共に未来を創る

 

 「理美容室の枠を超え、お客様、スタッフ、地域社会が幸せになるための創造ビジネスをより追求していく年にしたいですね」。美を通して、勇気と可能性を与えることをビジョンに、美容室、理容室、カラー専門店、マツエクサロン、フォトスタジオ、カフェ、ドライスパ専門店を運営する同社が、今年のテーマに掲げるのが「美容室からコミュニティサロンへ」というコンセプトだ。

 昨年は、美容室、快眠ドライヘッドスパサロン、シェアオフィスなどの複合施設「コミュニティスペース・エンドア」をオープンし、ものづくり作家とのコラボレーションやマルシェを開催した。また、コワーキングスペースを利用する個人事業主や在宅勤務者が集うなど、“新しい縁をつなぐ場所”として新たな展開を見せた。昨年末にリニューアルオープンした新ホームページ(HP)では、ECサイトの運営、動画の配信、来店前のオンラインカウンセリング機能を準備中。今後も少しずつパワーアップし、「最終的にはポータルサイトのような仕上がりを想定しています」と話す。

 こうした新たな取り組みを続ける背景には、郡司社長自らがオンラインビジネスの可能性を感じる体験をしたことが大きい。昨夏、オンラインでセミナーを実施した際、想像以上の手応えを感じ、「ネットなら誰でも平等にチャンスがある」と実感。美容師や理容師は知識と経験を備えていることから、「教えるコンテンツさえあればこれまでとは違った働き方ができるのではないか」と考えた。こうして新HPでは、スタッフによる美や健康のアドバイス動画を配信するなど、さまざまな取り組みをスタートさせた。一方、コロナ禍の中、非接触で肌や頭皮の若返りを促す施術を進めるなど、リアル店舗でも新たなチャレンジを続ける。「今はコミュニティをつくる時代です。お客様とスタッフという関係性を越えて、共に未来を創る仲間を作れたらと思っています」