「人が集まる」会社に

 

 昨年の食に関する産業にも打撃を与えた新型コロナウイルスの影響も、ピンチを逆にプラスに作用させた。「課題だったシステム面を向上させたり、365日安定した供給ができるような給食、ケータリング事業の体制の強化などができた。また、今まで以上に普段からの健康管理を徹底できたことも大きい」

 「食」と「健康」をキーワードに、食を通じて、健康に寄与し、文化を創造する事業を展開する。病院などの医療機関、福祉関連施設、学校への給食委託事業とケータリング事業が柱。外食事業では石窯で焼くパン工房パン デ パルクを4店舗とパンデカフェを営業する。アグリ事業ではエコファームHAGAを作り、循環型の農業を実践する。

 食品事業では大豆文化の創造を目指し、豆腐を製造。全国豆腐品評会で農林水産大臣賞を受賞している。今後は、食料事情を勘案し、大豆のたんぱく質に注目し、肉・魚のたんぱく質に匹敵する栄養価の高い商品の開発に努める。将来的には、こだわり食材を通して「生産から農業の学習、体験、食までを集めた場所を作りたい」と夢も広がる。

 昨年はコロナの影響もあって「安定した食事をお客様に提供する」という原点に戻った年だった。その経験からも「オンリーワン、オリジナリティー」を追求することは変わらない。社会的弱者の支援など社会貢献活動も継続する考えだ。

 今年も安定成長を目標に掲げる。それには「人財」の育成が欠かせない。「人を集めるから人が集まる会社にしていきたい。さらに人づくりに力を入れていきたい」と話す。その流れで現在、社員全員が意識を共有する「一様化」も目指して、第2回NIKKEI全国社歌コンテストに応募している。同社が支援し、社歌の制作者である「歌う海賊団ッ!」のウチダトモヒロさんの協力でミュージックビデオを制作。結果が出るのは2月下旬。「日本一を目指します」と笑顔をみせる。