栃木の盛り上げに全力

 

 昨年はアルコール業界にとっても激動の一年となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大により飲食店での売り上げが大幅に減少した一方、ステイホームによる宅飲み需要が増加。10月の酒税法改定ではビールの税率が引き下げられた半面、新ジャンルは引き上げになった。

 ただ、こうした状況の変化の中でも変わらないのは、支店のスローガンでもある「栃木のお客様とともに」という姿勢だ。「取引のある飲食店様にどれだけ寄り添うことができるか。また、どれだけお客様に関心を持っていただけるかです」と話す。

 ラジオ番組を通じ県内の飲食店やリスナー向けに応援メッセージを発信したり、タウン情報誌で食事券プレゼントキャンペーンを企画するなどした。消費者の注目を集め、飲食店の来店増につながるような営業活動にも支店全体で知恵を絞った。

 さらに新型コロナで各種イベントが中止となる中、宇都宮餃子(ぎょーざ)会とともに「宇都宮餃子でスマイル」SNS投稿キャンペーンや、ユーチューブによる「おうちで宇都宮餃子祭りオンライン」を実施するなど、地元と連携した活動にも努めた。

 「2021年も、積極的に栃木を盛り上げていきたい」と言葉に力がこもる。

 昨年4月に発売した「日光東照宮 御本社完成デザイン缶」は緊急事態宣言中ということもあって十分なPRができなかったことから、新たな展開を模索している。また「ビールとともに過ごす時間をより楽しんでもらう」という観点から、さまざまな種類のクラフトビールが楽しめるディスペンサー「タップ・マルシェ」の飲食店での導入促進にも引き続き力を注ぐ。

 基幹商品のビールをはじめ、ウイスキー、ワイン、スピリッツとさまざまなアイテムを持つことが強みだ。「アルコール飲料を通じ、一人でも多くの方に笑顔になってもらうことが私たちの願いです」