味わい、品質に絶対の自信

 

 生活様式やビジネスの在り方などが大きく変わった2020年だった。「想定外の事象にも柔軟かつ迅速に対応していくことの重要性を強く感じています。こうした状況下でも購入し続けていただく栃木県の皆さまに、あらためてお礼を申し上げます」

 スーパー、コンビニなど家庭用の販売は家飲み需要や昨年10月の酒税法改正も追い風となり比較的堅調に推移したものの、宴会需要やイベント需要の落ち込みなどで飲食店向けの販売は大幅な影響を受けた。

 ただ、下を向いてばかりいるわけにはいかない。

 製造後3日の商品が毎月最終金曜日に店頭に並ぶ「アサヒスーパードライ 工場できたてのうまさ実感パック」は「工場できたてのビールが自宅で楽しめる」と好評だ。飲食店向けの「最高の樽生ビール」もその高い品質がビールファンから高い支持を得ている。「21年もこれらの取り組みを継続するとともに、さらに磨きをかけていきます」と力強い。

 「世界で通用するナンバーワンブランド『スーパードライ』というコンテンツを持つことこそがアサヒビールの強みです」と自負するが、その人気にあぐらをかくことはない。昨年3月に発売した新ジャンル「アサヒ ザ・リッチ」は記録的なヒット商品に。「今年2月には味とパッケージをクオリティーアップし、さらに上質感あふれる商品とします」

 本県はニッカウヰスキーや、ベビー用品ブランド「和光堂」の工場があり、全国でも珍しいアサヒグループの拠点が集積したエリアだ。「スーパーやドラッグストアの店頭でグループ各社の商品をコラボ販売するなど、さらなる認知度向上を図れれば」と新たな展開も視野に入れる。

 業界としても新型コロナの収束こそが切なる願いだ。「今は社会の動きが止まっていても、また始動する時が来ます。その時にわれわれの商品が、皆さまの日々の活力を取り戻す力になってほしいですね」