市場ニーズ的確に把握

 

 管理、営業、技術などの各部門を集約化した本社新社屋「ソリューションセンター」が昨秋完成した。「各部署の連携強化により、商品開発や問題解決のスピードアップを図りたい。基幹システムも全面更新し、これからが新たなスタートです」と意気込む。

 旧社屋の解体や、外壁などの外構工事などが完了するのは3月ごろの見通しだ。

 昨年はやはり新型コロナウイルスの影響が大きかった。主要市場の欧米、アジアとも渡航制限がかかったため、十分な営業活動やアフターフォローが難しかったという。また国内外で商談会、商品展示会の中止が相次いだため「新商品をアナウンスしたり、新たな顧客を開拓したりする機会が失われてしまった」と残念がる。

 もちろん営業活動が制限された中でも、指をくわえていたわけではない。「こちらから足を運べない代わりに、ウェブを活用した商品紹介や、新たな提案などに取り組みました」と説明する。

 製パン機、包あん機などの分野において、国内外で高いシェアを誇る。その高い信頼の要因について「まずは品質。そして機械の使いやすさと、耐久性ですね」と強調する。「安心して使ってもらうとともに、改良を重ねることで常にお客様にとって使い勝手のよい商品を送り出したいと考えています」

 海外での販売も経営の大きな柱だ。それぞれの市場でどのような商品が求められているか。情報をいち早くキャッチし、ニーズを把握することが欠かせない。「そのためにも、ソリューションセンターの役割が重要になっていきます」と話す。

 新型コロナの先行きが不透明なだけに、これまで以上に情報発信の重要性が高まっている。従来の広報活動に加え、SNSやユーチューブによる発信も始めており、今後さらに力を入れていく方針だ。「幅広い層に情報を届けていきます」