元気と癒やし届ける放送

 

 新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境が厳しさを増していた昨年6月、社長に就任した。「昨年は、『不安な毎日を送る皆さまへ放送を通じて元気と癒やしを届ける』を合言葉に社員一同、各種の放送関連事業に取り組んできました。リスナーの皆さまから各種番組にいただいた多くの励ましや、お礼のお便りにあらためて感謝申し上げます」
 コロナ禍の影響は、CMのキャンセルにとどまらず、昨年9月に予定していた恒例の野外音楽フェス「ベリテンライブスペシャル」も18年目にして初の中止を余儀なくされた。同社の顔とも呼べるイベントであり、多くの音楽ファンに支持されてきただけに「非常に厳しかったですね」と振り返る。

 しかし、そんな中でもFMラジオ局として存在感を示すトピックスもあった。毎週金曜日の午後に生放送している「RBZ friday」が同社として初めて「2020年 日本民間放送連盟賞 番組部門 優秀賞」に輝いたのだ。「非常にうれしいニュースでした。今年は弊社の強みである音楽とトークの力に一層磨きをかけるとともに、『ベリテンライブスペシャル』を復活させることでコロナ禍を乗り越え、より多くの県民の皆さま、関係するスポンサーや音楽関係者の皆さまに笑顔になっていただけるよう努めていきます」と力を込める。

 「防災ラジオ」の普及にも取り組んでいる。災害発生時には、ラジオの電源を入れていない状態でも自動的に緊急放送が流れる仕組みで、現在、宇都宮市と連携している。また、「防災ハンドブック」を毎年、小学校などに配布し、防災意識の向上にも尽力している。「私たちは県域ラジオであり、県内どこでも電波を届けられます。それに音のクリアさ。今後も栃木県域FMラジオとして、音の豊かな世界を創造しながら、地域やリスナーに寄り添う放送を心掛けていきますので、皆さまの応援をよろしくお願いします」