時流の変化に迅速対応

 

 少子高齢化や人口減少などの社会的要因に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い生活様式も変化するなど、住宅業界もさまざまな課題への対応が求められている。「まちづくり、すまいづくりの企業として、時代に合った商品、サービスを積極的に提供していきます」と思いを新たにする。

 こうした状況を受け昨年は、建築から解体までのトータルの二酸化炭素排出量をマイナスにするLCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅「サンブレス・ネオ」や、20~30代の「ミレニアル世代」向けに価格を抑えコンパクトに設計した住宅「コンパス」、新しい生活様式を考慮した「ウィズコロナ」対応住宅などを相次いで発売した。

 「サンブレス・ネオは電気自動車と住宅を結ぶ充給電システム『V2H』にも対応しています。『コンパス』は合理的で使いやすい、適正サイズの住宅。『ウィズコロナ』対応住宅は玄関の近くに洗面所を設けたり、テレワークスペースの確保など工夫を取り入れています」と説明する。国産材の活用など、持続可能な開発目標(SDGs)に対応した取り組みも引き続き進めていく。

 小山市神鳥谷で手掛ける大型分譲地(全449区画)も自社所有分の約30%が販売済みとなるなど順調に推移している。「商業エリアや小山市民病院に近いなどの利便性に加え、今後はテレワークの拡大に伴う東京圏からの移住者受け入れも見込めるのでは」と期待を寄せる。

 さらなる飛躍の年としたい2021年。早くも1月1日付でトヨタホーム北関東の統合を実現した。自社で長年培った木質2×4(ツーバイフォー)の技術に、鉄骨ユニット工法が主流のトヨタホーム北関東のノウハウが加わることで新たな可能性が広がる。

 「両社の資源を最大限に活用するとともに、両社が持つデータを活用したストックビジネスの一層の強化も目指します」