新しい生活様式に備える

 

 栃木セキスイハイムの企業理念である「価値ある暮らしの提案」とは何か。「創業以来変わらず、お客様の生活が『安全』『安心』『快適』『健康』『環境』を満たし、日々の幸せや楽しさが醸成される価値ある暮らしの場をお届けすることです。コロナ禍により、生活様式や働き方など、さまざまな変化がある中で、これを実現させるのが私たちの使命です」と強調する。

 これまで取り組んできた人生百年時代を見据えた住宅や、自立可能な蓄電池を備えたレジリエンス(防災・減災)を強化した住宅の普及に加え、「これからは、空気質・温熱を含めた家族のおうち時間、在宅勤務など新しい生活様式へ備えることが必要不可欠になってきました」と語る。コロナ禍の中にあっても、普段とほぼ変わらない暮らしを実現させたいとの思いが強いという。

 一方、今年で3周年を迎える「セキスイハイムミュージアム栃木」は、全国27カ所の中でも最大規模の施設となっている。オープン時からの完全予約制により、案内時の「3密回避」を徹底し、安心して見学できるのが特長だ。昨年4月頃は総合展示場の来場者が激減したにもかかわらず、同社の案内数は過去最高に。今年からオーナーズラウンジを新設し、打ち合わせスペースも拡大する方針だ。

 温暖化気象変動による集中豪雨や大型台風のリスクも待ったなしの状況だ。人々の地球環境意識の変化もあり、プラスチックごみの削減や使い捨てをやめるなど、買い物をする時に環境に配慮した製品を選ぶ消費者“グリーンコンシューマー”も登場している。「世界的企業も環境、社会貢献・ガバナンスのESG経営を推進しています。『環境に配慮した製品なのか』が一つの選択基準となる時代に入りました」と持論を展開。できるだけ電気を使わない暮らしのために自給自足率を上げ、災害にも強いスマートハウスナンバーワン企業として取り組んでいく。