演奏と歌を奉納する参列者たち

 【日光】奥日光の日光二荒山神社中宮祠で21日、水晶楽器「クリスタルボウル」の演奏と日本古来という歌の奉納が行われ、境内に涼やかな音色が響いた。

 奉納したのは、伊勢神宮や出雲大社でも演奏したというクリスタルボウル奏者黒木美帆(くろきみほ)さん(36)=埼玉県在住=と、古代文字研究家一糸恭良(いとやすよし)さん(69)=東京都在住=ら6人。黒木さんが男体山を登拝した縁で、初めて中宮祠で行った。

 拝殿で神事が行われ、黒木さんら3人の奏者がボウル状の水晶楽器をばちで擦ったり、たたいたりして神秘的な音色を奏で、一糸さんはかつて修験者などが歌ったという「アワの歌」を披露。参拝に訪れた人たちはじっと耳を傾けた。

 黒木さんは「夏至の日に神から太陽の力を授かりたかった。厳かな空間で奉納できて光栄」。一糸さんは「心清らかに歌うことができた」と話していた。