中障害飛越競技Dで優勝した広田大和(中央)とダービー競技を制した父の龍馬(右)。左は母の思乃さん=三木ホースランドパーク

 第72回全日本障害馬術大会最終日は27日、兵庫県の三木ホースランドパークで各種目の決勝を行い、ダービー競技で広田龍馬(ひろたりゅうま)(44)、中障害飛越競技Dで長男の大和(やまと)(15)=ともに那須トレーニングファーム=の親子がそれぞれ日本一に輝いた。障害飛越競技では国内最高レベルの同大会で、親子が同時優勝するのは初の快挙。龍馬は「2年後の栃木国体に向けて、さらに実力を磨きたい」と活躍を誓った。

 2人はともにグッドルーカス号に騎乗。障害の高さが最も低いDクラスに臨んだ日新中3年の大和は、72人中2位で予選を通過。第1走行の結果で上位22人が進んだジャンプオフ(決勝競技)でも障害を難なくクリアし、幅広い年代の選手が出場する「全年齢大会」で自身初の栄冠に輝いた。

 息子に続き、悪路を舞台に競うダービー競技に挑んだ龍馬も「大和と優勝したことで(馬が)よく仕上がっていた。考えなくても勝手に走ってくれた」とジャンプオフを制した。

 龍馬は2000年シドニー五輪代表で、妻の思乃(しの)さん(37)も一昨年の全日本障害飛越選手権で優勝している。大和は「年齢のハンディがないことが馬術のいいところ。栃木国体では家族で優勝したい」と話した。