支援食品を準備する町社会福祉協議会職員

 【高根沢】新型コロナウイルス感染症拡大の影響をで困った人の助けになればと、町と町社会福祉協議会(大野稔(おおのみのる)会長)は29日~1月3日、「ハートギフト2020-2021」を実施する。失業などで収入が減少した困窮者を対象に、自立支援相談を受けることを前提として1週間分の食料を町役場日直窓口で無償提供する。今後、町内事業所に食料品寄贈用の「フードBOX」を設置し、支援の輪を継続・拡大する考えだ。

 ハートギフトは、町社協が町民から寄贈された食料品を生活困窮者へ提供する「フードバンクたかねざわ」事業を拡大させ、町とタイアップする取り組み。フードバンクたかねざわは今年6月、町商工会青年部や若手町議などの協力で1日に487点の乾麺や缶詰、ペットボトル飲料などを集めた実績がある。

 今回の食料品提供の条件とした自立支援相談は、生活困窮者自立支援法に基づく個別相談。支援プランを作成後、他の専門機関と連携しながら解決策を見いだしていくという。

 町社協は25日から、集まった食品の中から地元産のコメをはじめ、インスタントやレトルト食品、缶詰、菓子類などを詰め合わせ、1セット1週間分の食料50セットを準備した。

 来年からは、町の関係機関や協力可能な町内事業所に「フードBOX」を設置予定。町社協への持ち込みやイベント開催時の食品提供だけではなく、常時、食料品を確保するセイフティーネットを整える。

 加藤公博(かとうきみひろ)町長は「長期化するコロナ禍で困っている方々への継続的な取り組みになれば」と町を挙げた協力に期待している。