絵馬を制作した佐藤さん(右)と増渕宮司

 栃木県日光市森友の森友瀧尾神社で27日、来年用のえと絵馬の奉納が行われた。

 絵馬は日光社寺文化財保存会(山内)の漆塗管理技術者・佐藤則武(さとうのりたけ)さん(71)が制作し、初めて奉納した。

 同神社の近所に住む佐藤さんは、伐採した境内の樹齢100年を越える杉材に穏やかな雰囲気の親子の牛を描いた。畳1畳ほどの大きさで、10月中旬から約1カ月半の制作期間を費やして完成させた。

 佐藤さんは「今年は新型コロナウイルスで地に足が着かない1年だったと思う。牛はどっしりと構えているので、来年は大地に足を着けた1年になるようにとの思いを込めた」と話した。

 この日は、関係者ら数人が同神社に集まり神事を執り行った。増渕文男(ますぶちふみお)宮司(69)は「とても素晴らしい絵馬で驚いた。来年は良い年になるようにと祈願して飾りたい」と感謝した。