犬猫を劣悪な環境で飼育し虐待したとして、動物愛護法違反(虐待)の疑いで書類送検された矢板市、動物取扱業男性(62)を宇都宮地検が不起訴とした処分について、大田原検察審査会は4日までに、不起訴不当と議決した。11月27日付。地検が再捜査し、改めて処分を判断する。

 議決文などによると、男性は2015年12月10日~16年2月1日、矢板市内の飼養施設で、犬10頭と猫5匹について、清掃やふん尿の処理などの管理を十分にせず病気にさせ虐待した疑いが持たれていた。

 同審査会は議決理由で「排せつ物の堆積状況などから不衛生な環境で飼養していた」と指摘。保護された動物が病気になっていたのは、獣医師の供述から「施設が衛生的な環境になく、必要な治療が施されていなかったことが原因」とした。

 男性は同法違反と狂犬病予防法違反(未登録・予防接種未接種)の疑いで書類送検され、狂犬病予防法違反罪については大田原区検が7月、略式起訴し、大田原簡裁が罰金10万円の略式命令を出した。