10月に開催されたテニス四大大会の一つ、全仏オープン車いすの部女子シングルスで準優勝した栃木市出身の大谷桃子(おおたにももこ)(かんぽ生命)が25日、知事特別表彰の「県スポーツ功労賞」を受賞した。新型コロナウイルス感染予防のため、練習拠点を置く佐賀県からリモート出席した大谷は「小さいころから過ごしてきた場所から表彰を受けられてうれしい」と喜びを語った。
表彰式がリモート形式で行われたのは今回が初めて。福田富一(ふくだとみかず)知事は、画面に向かって表彰状と記念トロフィーを披露した上で「これからも世界大会でメダルを獲得してくれると、県民を挙げて応援している」と大谷を激励。同席したJA全農とちぎ営農販売企画部の土屋憲一(つちやけんいち)部長は、副賞として県産米やとちぎ和牛などを贈ることを伝えた。