完成したCD『Message』。歌詞カードでは大芽君が笑顔を見せる

 鹿沼市樅山町の国道で2011年4月18日朝、登校中の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、長男大芽(たいが)君=当時(9)=を亡くした父伊原高弘(いはらたかひろ)さん(49)は仕事の傍ら、思いを伝えようと、音楽活動を続けている。オリジナル曲を作り、11月には9曲入りのCDを初めて自主制作した。命の大切さ、会えなくなった人への思い、感謝の気持ちを曲に込める。「悲しみの中で生きている人のために歌いたい」。伊原さんはそんな使命を感じている。

 仲間を鼓舞するような力強いメロディー、軽快なギターサウンド、切ない歌詞の歌声が響く。事故から今月で9年8カ月。CD『Message(メッセージ)』は、伊原さんの思いが詰まった一枚だ。