内覧会で展示作を鑑賞する(右から)山口市長、大塚町長ら

 【益子・笠間】町と茨城県笠間市が共同申請し認定された日本遺産「かさましこ ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」の記念展が同市笠間の茨城県陶芸美術館で1月2日に開幕するのを前に、陶芸美術館で25日、関係者を招いたオープニングセレモニーと内覧会が行われた。ストーリーや両市町にある貴重な構成文化財をパネルで紹介するほか、両市町を中心に活躍する本県と茨城県の作家38人の作品計約100点を1月31日まで展示する。観覧無料。

 1階多目的ホールで行われた式典には、両市町の官民でつくる「かさましこ日本遺産活性化協議会」の会員ら約30人が出席。主催者の山口伸樹(やまぐちしんじゅ)笠間市長、大塚朋之(おおつかともゆき)町長、金子賢治(かねこけんじ)陶芸美術館長が「益子と笠間を中心に計約600人の作家が活動する両県は世界でもまれな窯業地。かさましこの焼き物語は現在進行形であり、これからもわくわくするような物語を紡いでいきたい」などとあいさつした。

 テープカットの後、展示会場の2階県民ギャラリーへ移動。参列者はストーリーの概要や構成文化財と所在地がひと目で分かる地図などの大型パネル15点に続き、ベテランから若手までの本県在住14人と茨城県在住24人の作家が出品した器や伝統工芸、立体造形のオブジェといった力作をじっくりと鑑賞していた。

 陶芸美術館学芸課の学芸員磯詩子(いそうたこ)さん(41)は「多様な作風を許容する産地かさましこなどで生まれた特徴的で個性豊かな数々の作品を楽しんでもらいたい」と来館を呼び掛けている。

 午前9時半~午後5時(入場は4時半まで)。月曜休館(1月11日は開館し翌12日休館)。

 (問)陶芸美術館0296・70・0011。