第73回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)第2日は24日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザほかで女子2回戦と男子1、2回戦を行った。本県女子の白鴎大足利は大阪薫英女学院(2年連続32度目)に71-86で敗れ、16強入りはならず。男子の宇都宮工(3年ぶり10度目)は1回戦で豊浦(山口、7年連続15度目)を106-93で下し、9年ぶりの初戦突破を果たした。
白鴎大足利は序盤、球際やリバウンド争いに競り勝ってリズムをつかんだ。ゴール下で神山南帆(かみやまなほ)が体を張り、丸山陽加(まるやまはるか)、清水絢(しみずあや)の両センターが速攻から得点を重ねて前半を43-36とリードして折り返した。しかし、後半は守備で激しさを増した相手にターンオーバーを連発。第3クオーター(Q)だけで30失点を喫して逆転を許すと、第4Qも相手の勢いを止められなかった。
宇都宮工は第1Qに鈴木聡汰(すずきそうた)や大出雅輝(おおいでまさき)の3点シュートなどで28-22と主導権を握り、第2Qは大出の2度のバスケットカウントや連続13得点もあり63-35で試合を折り返した。第3Qは君座武志(くんざたけし)のオフェンスリバウンドから好機をつくって93-54とリードを拡大。主力を下げた第4Qに追い上げを受けたが逃げ切った。
宇都宮工は25日に行われる2回戦で実践学園(東京、5年連続5度目)と対戦する。
選手に新型コロナウイルス感染の疑いがあると判断された男子の光泉カトリック(滋賀)が新たに欠場した。新型コロナの影響による欠場は男女合わせて5校目。