しょうゆベースの素朴な味。思いのほか軟らかく、なぜか後をひく。

 3代目店主の助川潔(すけがわきよし)さん(67)が約30年前、先代の父と考案した「庶民の味」だ。当時は豚を一頭買いしていたが、どうしても売れ残る部位が出てしまう。「それなら」とチャーシューにすることを思いついた。

 「昔ながらのラーメンに合うように」と、しょうゆのほか昆布など七つの素材を使ってたれを作る。たれは継ぎ足して使う伝統の一品。表面を焼いた後、1時間15分かけて煮る。助川さんは「その間の火加減が食感、味のポイント」と話す。

 助川さんは客に「脂身は多めがいい?」「少なめ?」と尋ね、好みに応じて肩ロース、またはモモ肉を提供。ラーメン、チャーハンに合うのはもちろん、小さく刻んでキュウリやレタスとあえる人もいるという。

 100グラムで250円。1千円前後の「1本買い」がお勧めという。

 厚めに切って、酒のつまみにもいい。少しあぶると、微妙に味わいが変わる。ビールが進んだ。

 ◆メモ 真岡市荒町2161の1▽営業時間午前8時~午後7時▽日曜定休▽(問)0285・82・2839