「いちご市」を宣言した鹿沼市にとって何とも心強い和菓子が誕生した。同市は対外的に打ち出すキャッチコピーを「いちごいちえ」に統一しているが、商品名は「イチゴイチエ」だ。

 昭和初期創業の和菓子店「松風堂」。3代目の谷崎弘(たにざきひろし)さん(64)は「2月から正式販売、約25種ある中で最も新しい菓子」と説明する。考案したのは4代目の徹也(てつや)さん(34)で「いちご市をPRするため、鹿沼産のイチゴを使った新しい菓子を作りたかった」と言い、試行錯誤を繰り返したという。

 イチゴはすべて鹿沼産のとちおとめ。ジューサーでシャーベット状にし、白あんに練り込み自家製いちごあんに。生地は北海道産の小麦粉、鹿沼産の鶏卵と那須御養卵をブレンド。もちっとしており、表面は焼き方が難しいという、とら模様に仕上げ「とら焼き」としている。一つ160円(税込み)。

 しっとりした食感。ほどよい甘みのあんから本物のイチゴの味が追いかけてくる。茶請けにも合いそうだ。

 谷崎さん親子は「1個につき、イチゴ5粒分は入っている」「最近、リピーターの購入者が増えています」と胸を張る。

 ◆メモ 鹿沼市麻苧町1584の2▽営業時間 午前9時~午後7時▽不定休▽(問)0289・62・1975。