「かわいい」。店に入ったとたん、ショーケースを見た客は笑顔になる。つぶらな瞳のクマとウサギが待っているからだ。和菓子店に動物? その正体は「たってる生どら」シリーズの「くまさん」(税込み200円)と「うさぎさん」(同)。

 2009年の開店時、生地にあんことたっぷりのオリジナルクリームを挟み、縦置きできる「たってる生どら」を開発。瞬く間に人気商品になった。

 「くま」と「うさぎ」の誕生は客の要望がきっかけ。目と口は焼き印で付け、耳は少量の生地で付け足す。絶妙な配置がかわいらしさを生み出す。店主の柿沼克弥(かきぬまかつや)さん(51)は「手仕事なので、一つ一つ表情が違います」と目を細める。

 味は子どもに人気のある「つぶちょこ」と「ちょこいちご」。老人会からの注文もあり、幅広い年代に愛される商品に成長した。

 パッケージも柿沼さんがデザインし「かわいい」があふれたお店。「お客さんが喜んで笑顔になるのが喜びです」と話している。

 ◆メモ 宇都宮市下岡本町2130の5▽営業時間 午前9時~午後7時▽水曜定休▽(問)028・666・0530。