宇都宮市議会の各会派代表者会議後、記者の質問に答える桜井市議(右)=22日午前9時半、宇都宮市議会

 公職選挙法違反の疑いで書類送検された宇都宮市議会議長の桜井啓一(さくらいけいいち)氏(自民)が22日、市議会各会派代表者会議で「議長の重責にあるにもかかわらず、自覚が足りなかった」と陳謝した。一方、議員辞職については「地検の判断を待つ」として明言を避けた。他会派からは「軽率だったでは済まされない重大な事件」など批判の声が相次ぎ、説明責任を果たすよう求める声が上がった。

 代表者会議で桜井氏は、11月の知事選を巡って違法文書を送ったとされる一連の経緯を説明。「(福田富一(ふくだとみかず)知事の)後援会活動として書類を送ったが、慎重さに欠けた」と述べた。

 宇都宮市議会では2013年、有権者に違法文書を送ったとして市議が公選法違反容疑で書類送検され、刑事処分を待たずに辞職した例がある。桜井氏は17年、副議長だった当時に市職員へ商品券を送ったとして同容疑で書類送検され、不起訴処分になった。