Jアラート「緊張感保ちたい」 学校関係者、通学路の安全確保に工夫

 自然災害や不審者に加え、弾道ミサイルという新たな危機への対応が求められている県内小中学校。携帯電話やスマートフォンを持たない登下校時の子どもに、どう情報を伝え、安全を確保するか。関係者は「初めて警報が鳴った時の緊張感を忘れてはいけない」と気を引き締める。

 11月14日の全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉情報伝達訓練に合わせ、市立小中学校で授業中の発射を想定した避難訓練を行った宇都宮市。東小(223人)は前日の13日に行い、吉成隆志(よしなりたかし)校長は「『慣れ』が生じることが怖い。今後も予告なしの訓練など、意識を高く保つために工夫したい」と話す。

 同市内は上河内地区しか防災行政無線がなく、同校も登下校時の情報伝達が課題。地元の地域づくり協議会を通じて、住民に避難誘導の協力を呼び掛けたが、吉成校長は「大規模校など地域の顔が見えづらい学校は、より対応が難しい」。

 一方、各市町教委は「避難誘導と偽っての誘拐など、Jアラートを悪用されないか」とも懸念する。