佐野市の東、旧国道50号沿いの市消防本部北に店を構える。佐野では唯一、つけ麺が売りのラーメン店だ。

 代表の初谷幸久(はつがいゆきひさ)さん(38)は市内の実家で建築関係に従事していたが、さらにやりがいのある仕事を求め、埼玉県朝霞市でラーメン店を持つ兄の下で修業を重ねた。兄の店は人気店に成長。2010年3月、満を持して佐野に店を開いた。

 佐野のラーメンといえば青竹打ちのしょうゆ味。極太麺で濃厚なつけ汁のつけ麺は当初、見向きもされなかったという。それでも、兄の店で養った腕には自信があり「佐野につけ麺文化を広めたい」との強い意志で作り続けた。最初においしさに飛びついてくれたのは、転勤の多い警察官や近くの工業団地の従業員たち。口コミで評判は広がり、休日などは行列ができて、リピーターも増えた。

 豚骨と鶏がら、野菜を10時間以上かけて煮込み、魚介スープと合わせるつけ汁は、濃厚で深い味わい。風味のある国産小麦を使った極太麺がよく絡む。一押しはもちろんつけ麺(税込み750円)。胡麻(ごま)担々(800円)、辛つけ(同)とバリエーションも豊富。細麺であっさりした鶏そば(700円)も女性などに人気だ。

 最近は家族連れの客も増え「ある程度(つけ麺は)認知されてきたので、この味を守り続けたい」と話す。

 ◆メモ 佐野市富岡町1528。午前11時半~午後2時半、午後5時半~9時半(日、祝日は9時)。水曜、第3木曜定休。(問)0283・22・3070。