境町の交差点から西に進むと、近所の人がこぞって通う隠れ家のような西洋食堂「ポワロー」がある。店主の根岸千明(ねぎしちあき)さん(48)は、自身の名前にかけて西洋ネギ「リーキ」のフランス語名を店に名付けた。

 高校時代の洋食レストランでのアルバイトがきっかけで料理の道へ進んだ。卒業後は都内や小山、足利両市のレストランで修業し、2004年、現在の場所に念願の店をオープンさせた。

 お薦めは季節のパスタ「カキとホウレンソウとモッツァレラチーズのクリームソース」(税込み1400円)。大粒のカキが五つ入っており、濃厚なクリームソースに魚介のうまみが溶け出す。麺はフリルが重なる女王のドレスをイメージして作られた幅約1・5センチの平麺「マファルディーネ」を使用。波状になった麺にソースがよく絡む。

 パスタは筒状のペンネや断面が楕円(だえん)形をしたリングイーネなど、約10種類を常備。客の好みに合わせてゆで加減も細かくオーダーできる。

 「ご来店30分前までに席のご予約を」と店のドアに貼られた案内は、客においしい料理を丁寧に出したいという思いから。野菜は農家の名前を見て買うなど、こだわりは尽きない。現在自宅の庭でポワローを栽培中。「店で出すのが夢。メニューを考案中です」と笑った。

 ◆メモ 栃木市片柳町2の4の33。午前11時~午後10時、予約制。不定休。(問)0282・22・2208。