新型コロナウイルス抗原定性検査キット「ラピーム・サーズ・コブ2N」

 キヤノンメディカルシステムズ(大田原市下石上、瀧口登志夫(たきぐちとしお)社長)は21日までに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗原を迅速、簡便に検出する抗原定性検査キット「ラピーム・サーズ・コブ2N」を発売した。横浜市立大との共同研究で開発した。

 同社によると、一般的な抗原検査は1ミリリットル中35ピコ(ピコ=1兆分の1)グラム程度でウイルス抗原を検出しているが、このキットは6.64ピコグラム程度と感度を約5倍に高め、微量で検出できる。しかも検出時間は15分で、ウイルス量が多ければ4分で検出可能という。

 横浜市立大が開発した新型コロナウイルスに特異性の高い抗体と、同社が培ってきた高感度検出技術を組み合わせた。A型・B型インフルエンザウイルスなど37種の主なウイルスと交差反応することなく、新型コロナウイルスを的確に検出する。

 検出には同社のタンパク質分析装置と組み合わせて使用する。インフルエンザ検査などで既にこの分析装置を使用中の施設では、この検査キットを使用できる。

 価格は1キット(10回検査分)が税別6万円。分析装置も年3万円でレンタルする。