宿泊施設の予約状況を管理するパソコン画面。赤く囲まれた「取消」の文字がずらりと並ぶ=15日午後、那須塩原市塩原

 栃木県が21日までに実施した県内宿泊施設約50カ所への調査によると、28日から来年1月11日までの県内宿泊施設のキャンセル数が少なくとも6900件、2万1千人分を超えることが分かった。政府の観光支援事業「Go To トラベル」が同期間に全国で一時停止となることが影響しているとみられる。

 県観光交流課が今月18日、県内観光地にある主な宿泊施設にGoToトラベルが一時停止となる影響について、急きょ聞き取り調査をした結果、明らかになった。

 現在はGoToトラベルの新規予約は既にストップし、予約済みでも割引は適用されない。予約済み分は24日までに取り消せばキャンセル無料となるため、キャンセル数は増える可能性がある。

 同課の担当者は「この数字は氷山の一角。各宿泊施設に多大な影響が生じていると認識している。どのような支援ができるのかコロナ収束後を見据えて検討していきたい」と話した。

 政府がGoToトラベルの全国一時停止を表明した直後、県は15日、県内の主な宿泊施設7カ所に状況を聞き取った。同日時点では約2千人分のキャンセルが発生していた。

 同課によると、2019年時点の県内の宿泊施設数は1400軒超という。