下野新聞社の「2020年読者が選ぶ県内十大ニュース」が20日、決まった。1位は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、県と県内市町の多くが2月に決定した公立校の休校措置。トップテンのうち新型コロナに関する出来事は6件を占め、未知のウイルスに世界中が翻弄(ほんろう)された異例の1年を映し出す結果となった。
応募総数は、はがき239通、インターネット178通の計417通。読者の順位付けを、1位10ポイント~10位1ポイントとして集計した。
1位の休校は、政府の全国一斉の臨時休校要請を受けた県や県内市町の判断。当初は春休みに入るまでの措置だったが、4月以降も延長や再実施の動きが相次ぎ、児童生徒の学びに大きく影響した。2位の県内感染者初確認、3位の福田富一(ふくだとみかず)知事による県民への不要不急の外出自粛要請など、コロナ禍を象徴する動きが多く選ばれた。