明治安田J2最終第42節は20日、各地で全11試合を行い、栃木SCはカンセキスタジアムとちぎ(県総合運動公園陸上競技場)で磐田と対戦、1-2で敗れた。今季最終成績は15勝13分け14敗で勝ち点58。J2におけるクラブ最高順位(2013年、9位)更新はならず、順位は10位だった。
栃木SCは前半、パスをつないでくる相手に前からプレスをかけて対抗。2分のFW矢野貴章(やのきしょう)のワンタッチシュートはGK正面。3分後には右サイドのパスワークからペナルティーエリア内でFW明本考浩(あきもとたかひろ)がボールを収めたがシュートに至らなかった。以降は徐々に相手のペースとなり、29分にはシュートのこぼれ球を相手MFに押し込まれ先制を許した。
後半も劣勢の展開は変わらず、30分には右クロスを相手FWに頭で合わされ2失点目を喫した。終盤はDF柳育崇(やなぎやすたか)を前線に上げたパワープレーで攻め込んだが、43分の明本のFKはクロスバーを直撃。ロスタイムにロングボールのこぼれ球を拾った矢野がゴールを決めて一矢報いたが、そこまでだった。
首位徳島は共にJ1昇格を決めた2位福岡に0-1で敗れ勝ち点84で並ばれたが、得失点差で上回りJ2初優勝が決定。天皇杯全日本選手権の出場権を獲得した。