衣料品をダンボールに詰めていく生徒会メンバーら

 【日光】落合中の生徒会はこのほど、同校の生徒や保護者から衣料品を集め世界の貧困地域に届ける取り組みを実施した。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について生徒らに理解を深めてもらい、SDGsに基づく活動を同校に根付かせようと企画した。10月以降に集めたTシャツやジーンズなどの衣料品計120着は、認定NPO法人「日本救援衣料センター」(大阪市)を通じ、世界各地の難民などに寄付される。

 今年1月から任期が始まった現在の生徒会は、新型コロナウイルスの影響による春の臨時休校もあり、なかなか活動できなかったという。

 生徒会としてどんなことができるかを考えていた3年堀口優人(ほりぐちゆうと)会長(15)は休校期間中に訪れた今市の市民活動センターで、「貧困をなくそう」など17の目標があるSDGsを知った。そこで、教師ら周囲の理解を得て、今回の取り組みの準備を生徒会で進めてきた。

 取り組みの名は「一枚の服で、世界に励ましと勇気を届けよう」。第1弾は10月末の文化祭で実施した。事前に配布したチラシや校内ポスターなどで募集を呼び掛け、計27着を集めた。

 しかし、目標の100着に届かなかったため、生徒会は11月末の生徒集会でSDGsや、取り組みの目的など改めて説明。さらなる協力を呼び掛けたところ、今月4日までに文化祭の時を大きく上回る衣料品が集まった。同時に海外への輸送費として寄付金も募り、約1万5千円が寄せられた。

 8日には生徒会の7人が同校で、発送のために衣料品を一枚一枚丁寧に畳んで箱に詰めていった。堀口さんは「自分たちの行動で現地の人たちが笑顔になると思うととてもうれしい。SDGsの取り組みを後輩たちに受け継いでいければ」と話した。