福祉施設の対策を確認した研修会=17日午後6時半、足利市有楽町

 高齢者の福祉施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いだのを受け、栃木県は17日、足利市民会館で社会福祉施設を対象とした感染防止対策研修会を開いた。県は対策を県内各施設で共有するため後日、研修会の動画を施設関係者限定で閲覧できるようにする。

 足利、佐野両市では11月下旬~12月に高齢者のグループホーム、有料老人ホームの計3施設でクラスターが発生した。研修会は両市内の高齢者グループホーム、有料老人ホームと、クラスターは未発生だが利用状況が似ている障害者のグループホームを対象に、約50施設の対策責任者が出席した。

 冒頭、両市を担当する県安足健康福祉センターの塚田三夫(つかだみつお)所長が「利用者には対策を徹底できない人もおり、職員による徹底が重要」とあいさつ。その後、3施設の事例が報告されたほか、医療関係者が施設のクラスター対策の要点として(1)持ち込まない対策(2)感染1例目の迅速な発見-などを助言し、マスクや手袋、ガウンなど防護具の正しい着け方を確認した。