寒さが厳しくなり、宇都宮市の新里地区で、特産の「新里ねぎ」の収穫が最盛期を迎えている。
新里ねぎは江戸時代から生産が続く地域の伝統野菜。同地区の粘性の高い土壌で栽培し、成長過程で1度掘り返す。斜めに植え替えることで曲がった形状になり、柔らかさや甘みが増すという。
新里ねぎ生産組合の麦島弘文(むぎしまひろぶみ)組合長(73)の畑では17日、午後から収穫作業を開始。1日当たり200キロほど収穫し、市内の道の駅などに出荷するという。
麦島さんは「今年は雨が少なかったため出来が良い。ネギのしゃぶしゃぶや鍋に入れて食べるのがお薦めです」と話した。